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9月27日 鶴瑛のWA!@広小路亭

 鶴瑛先生と田辺一門の女性二ツ目さん・前座さんが集結。なんだけれど鶴瑛先生のネタ出しされた演目は「日米地位協定」と硬派そのもので、あまり華やかな雰囲気はしない。

★★★鶴瑛のWA!(上野広小路亭 18時02分開演)

●田辺凌天 吉岡治太夫と搗米屋清十郎
●田辺いちか 出世高虎
●田辺一乃 藤戸の渡し
 <仲入り・出演者一同の写真撮影>
●田辺銀冶 国定忠治と菊池徳
 ▽銀冶さんのこの話を聴くのは多分2回目。国定忠治というと雄々しく活躍した侠客のように思われるが、妾宅で中風(脳卒中)で倒れ、自ら進んで役人に捕らえられ、大戸の関所で公開処刑されて首をさらされるという、その終末は無残そのもの。そんな磔にされた忠治の最期の姿を華々しくみせようと尽力する妻・菊池徳の物語。
●田辺鶴瑛 日米地位協定
 ▽日米地位協定とか思いやり予算とか横田空域とか戦争が終わって72年も経っているのに、アメリカに対して従属的な立場が未だに改まらないのは、誠に情けない事であると思う。前の戦争であんなミジメな負け方をして以降、だいたいが外務省が先頭に立って、(特に外交・軍事面では)アメリカ様には絶対逆らいません、アメリカ様には死んでも付いていきますというという犬のような忠実さを固守しているんですよね。明治期には不平等条約の解消に向けてあれだけ世論が盛り上がったのに、現在の日米の不平等について世間では無関心な人が多い。中国や北朝鮮の問題もあるし、まあアメリカの言う事に従っていれば(取り敢えずは)間違いないだろうというのが、一般の人の多くの感覚なのだろうか。
 こういう演芸の場で、政治の話題に深く突っ込まない方がいいという意見もあるけれど、時事の問題を取り扱い、同時に意見を主張するというのも古くからの(特に明治初期の自由民権運動での)講談という芸能の一側面であり、私としてはそれはそれでいいと思っています(上から目線の説教臭いのは御免だが)。
 (20時49分終了)

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