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9月10日 朝練講談会(いちか&貞橘)、本牧亭講談会@御茶ノ水

 「▽」という記号を「さんかく」と入力して変換するのだが、なぜか「さいあく」と入力してしまった。別に「▽」を嫌っているわけでもないのだが。

★★★朝練講談会(お江戸日本橋亭 9時30分開演)

●田辺いちか 出世高虎
 ▽昨日は本牧亭講談会で途中まで。今日は最後までキッチリと。真打の方もふつうに演じる話で、いちかさんも以前からよく掛けていました。前座4年目に入りこういう本寸法の話を高座に掛ける機会もますます増えてくるのでしょう。
●一龍斎貞橘 紺屋高尾
 ▽なるほど、大相撲の位の「十両」の名はその昔給金が「十両」だった事に由来する訳で、それと金額を現す際の「十両」を異なるイントネーションで話してしまう場合も多い。こういう何気ない違いというものは、日本の文化の中に浸かって生きていると意外と認識できないものだ。
 (10時31分終了)

★★★本牧亭講談会(御茶ノ水・太陽 13時00分開演)

●宝井琴屯 三方ヶ原軍記
●神田こなぎ お竹如来
 ▽日本橋亭にも近い小津和紙店の裏に「お竹如来の井戸」の石碑があるのは知っていたが、同店内にお竹如来に関する展示コーナーがあるとは初めて聴く。講談聴くとためになる。今度是非行こう。
●神田すず 番町皿屋敷(発端)
 ▽「番町皿屋敷」は同じ講談でもいくつかバリエーションがあるようで、青山播磨とお菊は想い想われる仲だが、女の浅はかさから…、というパターンでも聞いた事がある。今日すずさんが演じる話は、青山主膳の横暴、相川忠太夫の逆恨みとお菊への濡れ衣が主題となる。お菊は悲劇のヒロインという訳で、これが本来の(あるいは神田の)演り方なのだろうか。
 <仲入り>
●柳家緑君 頭山(あたまやま)
 ▽短い噺なので、マクラをたっぷり20分ほど。「こんな事、SNSに書かれたら困るぞ」という話まで笑いたっぷり。キツイ話も多いものの緑君の陽性なキャラクター故か、かえって親しみさえ感じてしまう。本編の「頭山」は鮮度の良いクスグリが随所に盛り込まれ、これまた楽しい。ところで私は最近「頭山満(とうやまみつる)」という民族主義者・国家主義者に興味を抱いているのだが(私は決して右翼ではありません)、「頭山(あたまやま)」と「頭山(とうやま)」という一致、こういうのを共時性というのだろうか。
●田辺一乃 藤戸の渡し
 ▽源平時代の話は、難しいものも多いのですが、これはストーリーがしっかり組み上がっていて情景が目に浮かび、比較的分かりやすい話。一乃さんは、ハッピーエンドで終わる怪談はないかとあれこれ探していたところ「護国寺の鐘」という話の速記を見つけたとのこと。来年の夏には演じようと思っているとのことで期待しています。
 (15時33分終了)

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