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8月13日 朝練講談会、マイナー史跡巡り、コミケ

★★★朝練講談会 灼熱の六日間連続読みの会 3日目(お江戸日本橋亭 9時20分開演)

●田辺いちか 三方ヶ原軍記(解説入り)
●宝井梅湯 関東七人男(第3話)妙善の強請
 沼田の牢から脱獄し、甲州一宮にたどり着いた新太郎。ここで佐吉という偽名を使いしばらくはおとなしく過ごす。やがて近くの栗原の宿に但馬屋という居酒屋に出入りするようになる。この店の主人の藤右衛門は3年前に亡くなっており、現在は女房のお常が切り盛りしている。新太郎はお常と深い仲になり、ついには二代目藤右衛門としてこの店の主人になる。藤右衛門となったこの男、表向きは良い顔をしバクチにも時々しか行かない。店も繁盛し満ち足りた暮らしをしている。
 大雪となったある日、外も暗くなったのでいつもより早く店じまいをするよう藤右衛門はいう。奉公人の五助が大戸を下ろそうとすると、頬かむりをした1人の男がやってきて、酒を飲ませてくれと言う。五助は断るが、藤右衛門が障子越しに「こういう日に来てくださるのが本当に大切なお客様だ」と中に入れるように言う。男は熱燗をグイグイ飲む。酒に肴とすっかり良い心地になり帰ろうとするが、代金を払おうとしない。五助が催促すると「主人を呼べ」と言いつける。奥の部屋でこのやり取りを聞いていた藤右衛門は性質(たち)の悪い奴がいたものだと直接相手にする。すると男は頬かむりを取る。彼こそは沼田の牢で同房だった新生寺の妙善だった。
 妙善は藤右衛門と名乗る前の新太郎のしでかした悪事を皆知っている。また牢を脱出する時、自分だけ取り残されたことを恨みに思っている。藤右衛門は、この方は以前美濃でお世話になった若旦那だといい、二階に上がってもらって丁重にもてなす。藤右衛門は口止め料として50両の金を渡したいが、大金ゆえすぐには算段できないので明日の昼まで待ってて貰いたいと言う。なおも妙善に酒を勧め、無理矢理に飲ませているうちにベロベロになって寝てしまった。
 女房のお常は傍らからこのやり取りを聞いていた。自分の亭主が昔悪事をしていた事を知る。お常は藤右衛門に打ち明ける。実は前の亭主があまりにお人好しな男で退屈していたので、ある時毒を一服盛って殺してしまった。今度は悪党を亭主にしたいと思っていたが、その通りの男で喜んでいる、と。
 さて、お常は50両もの金を渡すのはもったいない、1人殺すのも2人殺すのも同じだと言って、眠っている妙善の首に細引きを巻いて絞め殺してしまう。藤右衛門は死骸を捨てようとするが、もう既に明るくなりかけている。誰かに見つかってはまずいと、とりあえず物置小屋の樽の中に死骸を入れ、もみ殻を上から掛けて隠しておく。夜が明け、奉公人の五助が雪かきをしようと物置小屋に入る。すると樽から毛むくじゃらの足が一本にゅっと出てくる。驚いた五助。殺したはずの妙善だが、女の手では力が及ばなかったか、もみ殻の温もりで再び目覚めたのだ。猛然と怒る妙善。藤右衛門とお常は逃げ出した。この後、妙善は上州へ戻り、火の玉小僧と呼ばれる大親分になる。藤右衛門はお常とともに武州高坂村へとたどり着き、やがてここで賭場を開きメキメキと男を売り出す。それから赤尾村の林蔵という男と賭場の縄張りでもって激しく争う事になる。
●玉川太福(曲師:玉川みね子) 天保水滸伝 鹿島の棒祭り
 今年も鹿島神宮の祭礼、鹿島の棒祭りが近付いてきた。繁蔵は、風邪をひいてしまったので鹿島に行くことが出来ない、一人でここに残るのは退屈なので造酒(みき)先生にも残ってもらい話し相手になって欲しいと言う。しかし剣術にも縁深い鹿島神宮の祭礼を楽しみにしていたからと、造酒はこれを断る。造酒先生はふだんは素直ないいお方なのだが、いったん酒が入ると乱れてしまう。繁蔵は酒がふんだんに飲める祭礼へ造酒先生には行って欲しくなかったのだ。祭りの3日間は決して酒を飲まないからと約束して、造酒先生は鹿島神宮へと出かける。
 大きな宮での祭りなので、各国の親分衆が集まり、賭場も賑やかである。「お賽銭勘定場」と書かれたところが丁半バクチの場であり、表には用心棒がいる。
 造酒先生は2日間は酒なしで乗り切り、今日は3日目。日に2升も3升も酒を飲む造酒先生だが、この2日間は一滴の酒も飲んでおらず、口が寂しい限り。弟分が、桜屋という店が繁盛しており、そこで甘酒が飲めると言う。造酒先生は桜屋へ来たが、武士が甘酒を飲むのはおかしい、今日はご祭礼だからと店の人間からお神酒を勧められる。造酒先生
最初は2合のお神酒を飲み、あっという間に7本のお神酒を開けてしまう。
 3人連れの侍が店にやって来て、着物に付いた砂ぼこりをはたくが、造酒先生の最後の一杯にこの砂ぼこりが入ってしまう。怒った造酒先生。そこへ一人の老婆が白い犬を連れてやって来た。牡丹餅を投げるとそれに向かって犬は走りパクッとくわえる。老婆は犬のこの芸で生計を立てているという。犬でありながら飼い主への恩義を忘れない。造酒先生は感心する。
 そこで造酒先生、その牡丹餅を最前の3人の侍のうち、真ん中にいる者の頬に向けて投げる。犬はその男の頬をペロっと舐めた。さて、喧嘩が起こりそうになるが、店の主がこんなかき入れ時に争いごとは止めて下さいと頼み、3人の侍も引き下がった。店の主は「あの3人は飯岡助五郎の用心棒で、歯向かえば怪我をしますよ」と言う。これに造酒先生は怒ってしまった。すでに2升5合の酒を飲んでいるが、造酒先生は飲めば飲むほど強くなる。こうして3人の侍を見事、曲斬りにするのであった。
 (10時52分終了)

明石町・青山学院大学記念碑 終演後、地下鉄で築地駅まで移動。ここからマイナー史跡巡り。聖路加病院関連の施設の多い明石町。この付近は明治期、外国人居留地であった場所で、欧米人によるキリスト教の精神を主柱とした学校もいろいろと開設されました。これらが現在に続く立教大学、青山学院大学、明治学院大学などのミッション系大学の源流になっています。

月島・大震災横死追悼の塔 佃大橋を渡って、月島のやたらともんじゃ焼きの店が多い商店街を抜けるが興味はない。月島地区と勝どき地区を結ぶ橋のたもとに建つ石碑が「大震災横死追悼の塔」。月島では先の戦争による被害は比較的少なく、ところどころに木造の古い民家が残る。そこに何十階という超高層のマンションがニョキニョキ建ち、なんとも不思議な空間を作りだしています。

紀元2600年記念万博事務局棟跡 黎明橋を渡って晴海地区へ。晴海三丁目の交差点から300mくらい南西に歩くと「紀元2600年記念日本万国博覧会事務局棟跡」。1940(昭和15)年、開催予定だった東京オリンピックが時局の悪化により中止になったことは良く知られていますが、この年は晴海地区を会場に万国博覧会も開催される予定でした。昭和15年に開通した勝鬨橋もこの万博に合わせて建設されたもの。ここから道を先にいった晴海5丁目に2020年オリンピックの選手村が建設される予定です。

オタク落語CD(表)

オタク落語CD(裏) ここよりバスに乗って、東京ビッグサイトへ。私は同人誌なんというものに全く興味はありませんが、あるブースで「練馬産業大学落語研究会」なるところ(もちろん架空の団体)が発行している『オタク落語』なるCDが発売されており、これには神田真紅さんの講談も収録されています。



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