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7月27日 講談協会定席@広小路亭

★★★講談協会定席 広小路亭講談会(お江戸広小路亭 12時30分開演)

●神田伊織 三方ヶ原軍記
●宝井琴屯 水戸黄門道中記 大河原の決闘の前段
●田辺凌天 矢取勘左衛門
●宝井琴柑 曽我物語 源氏の挙兵
 河津三郎祐泰(すけやす)は所領の遺恨から工藤祐経(すけつね)に殺される。祐泰には妻のお満と一萬丸、箱王丸という2人の息子がいた。妻と子は遠縁である曽我太郎祐信(すけのぶ)に引き取られた。
 祐泰の父親である伊東祐親(すけちか)は、伊豆の蛭ヶ小島に流されていた源頼朝を監視していた。頼朝は祐親の力を借りて兵を挙げ平家を倒そうと考えている。しかし祐親は平氏に近づこうとしていた。頼朝は祐親の3番目の娘、19歳の八重姫と人目を忍ぶ仲になりやがて千鶴丸という息子が生まれた。これに激怒した祐親。千鶴丸は石を結び付けられ松川の轟ヶ渕に沈められた。祐親の子である伊東祐清(すけきよ)は頼朝をそっと逃がし、頼朝は小田原の北条四郎時政を頼ることになった。時政の2番目の娘に目を付けた頼朝は手紙を出すが、結局は長女、政子と深い仲になり結ばれる。
 頼朝は北条の力を借りて挙兵する。一旦は下総まで後退したが、隅田川を渡って武蔵国へ入る頃には10万の勢力になっていた。さらに西へ進み、富士川を越す頃には20万の大軍になった。平家側に加担した伊東祐親、祐清親子は三島で兵を挙げたが、大軍の源氏方にはかなわず捕らえられる。父親の祐親は、八重姫との仲を裂かれ息子の千鶴丸を無残に殺されたという恨みある男。祐親は首を取られる。倅の祐清には頼朝を逃がしたという恩義があるので命は助けた。祐清は源氏方に付くよう請われるがこれを拒絶し、後々平家方の武将として最期を迎えるのであった。
●一龍斎貞橘 伊賀の水月 荒木又右衛門一行東へ
●桃川鶴女 追分供養
 中山道の追分宿に住む源蔵は、街道最大の難所、碓氷峠を行き来する馬子で、追分節の名人である。源蔵には両親が無く、13歳の妹、おさくとの2人暮らしである。ある年の8月15日で今日はお月見の日。今日は早く帰ると妹に言い残し、源蔵は仕事に出る。仕事を終え、追分宿まで帰ろうという時に一人の若侍に坂本宿まで行ってくれと頼まれる。断ろうとした源蔵だが、結局峠の茶屋までならと、侍を馬に乗せ、自らは綱を取る。
 侍は馬子の名を聞くと、唄の名人として名高い源蔵だと分かる。是非唄を聞かせて欲しいと言う侍。しかし追分節には大名の悪口を言っている箇所があるのでと源蔵は断る。侍はどうしてもと懇願し、源蔵は唄う。唄の中には「松本丹波のしみったれ」という台詞があった。侍は進藤半之丞という松本藩の侍であった。殿様を侮辱されたと激怒し源蔵を背中から斬りつけてしまう。
 いつまで経っても兄が戻ってこないと、おさくは峠の街道を探す。ガサガサという音がするので行ってみると愛馬がいる。馬に袖を引っ張られるままに行くと、着いた先には息も絶え絶えの兄、源蔵が倒れていた。「進藤半之丞」と自分を斬った者の名前を言うと源蔵は絶命した。
 おさくは兄の跡を継いで馬子になるが、武士は絶対に馬には乗せない。馬子をしながら茶屋を訪ねてまわり兄の仇の行方を捜していた。
 3年後の8月15日、兄の命日の日。年は30歳くらいの盲人の侍が馬に乗せて欲しいと言う。侍には藤八というお付きの者がいる。侍は乗せまいと誓っていたおさくだが、目の不自由な侍を気の毒に思い、馬に乗せた。侍は「其方は源蔵という者を知っているか?」と尋ねる。馬は急に止まった。彼こそは進藤半之丞である。おさくは懐から小刀を出し斬りつけようとする。半之丞は今までの事をおさくに語る。半之丞は源蔵を斬った後、江戸で盲目になってしまったが、人の心の優しさを知るようになる。今日、こうして碓氷峠を越えるが、もしあの時の源蔵が生きていたなら許しを請いたい。源蔵が死んでしまっていたのなら身内の者に仇を討ってもらい私は死んでしまいたい、こう言う。目に涙を浮かべるおさく。兄の仇と憎んでいたが心根の良いお侍様であった。「あなたを許します」とおさくは言う。おさくと半之丞は源蔵の墓を訪ねる。半之丞は墓の前に手を着いて何度も何度も許しを請うのであった。
 <仲入り>
●神田香織 フラガール にらみ合う女たち
 磐城の炭鉱では閉山の嵐が吹き荒れていた。中郷鉱も2000人を解雇するという。会社の吉本は18億円をかけて常磐ヘルスセンターを建設し、そのうちの500人を再雇用すると言う。女性のダンサーを募集し30人が集まるが、尻を振る、おへそを見せるというダンスを嫌がり次々と女性たちは逃げてしまった。残ったのはキミ子とサエ子の2人。それに分厚い眼鏡をかけた子持ちの事務員のハツ子、男と見まごう大女のサユリが加わり、この4人が取り合えずダンスを習う事になった。東京から二日酔いでフラフラのマドカ先生がやってくる。早速のレッスンで音楽を流すが、生徒4人の踊りは滅茶苦茶。頭を抱え込む吉本。ある日、4人は窓から、部屋の中の一人躍るマドカ先生のダンスをのぞきこむ。そのダンスのあまりに見事な事。興奮した4人は部屋の中に駆け込み、是非先生のように踊りたい、是非先生のダンスを教えてもらいたいと頼み込むのであった。
●宝井琴星 姫路城伝説 播州皿屋敷
 (15時43分終了)
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