FC2ブログ

記事一覧

5月7日 講談まつり「講談で聴く西郷」@国立演芸場

★★★講談まつり~講談で聴く西郷。西郷の出てくる講談(国立演芸場 13時00分開演)

 今回の講談まつりは「まつり」といっても華やかな面は少なく、史実に基づいた固めの話が5席続く。「薩長同盟」「江戸無血開城」という本道から、西郷がちょろっと出てくるだけのような余話まであり、なかなかバラエティに富む。今回のこの公演の企画は田辺凌鶴先生。

●宝井琴柑 出羽国庄内藩と西郷隆盛
 ▽山形の大学出身の琴柑さん。折しも今日山形県の観光大使に任命されたそうです。
●神田織音 吉川経幹(つねまさ)長州を守った男
 ◇岩国城主吉川家は毛利家の家臣の家柄である。関ヶ原以来の因縁で毛利宗家とは疎遠な関係であったが、両者ともに協力し合って藩を支えようと、長州藩13代藩主毛利敬親(たかちか)と吉川経幹(つねまさ)は両家の関係を改善する。安政5年、幕府は朝廷を無視して日米修好通商条約を締結。これで世間では尊王攘夷の空気が高まるかと思いきや、長州に続く藩はなかった。藩内では保守派と改革派の抗争が続くなか経幹は両者の融和に力を尽くす。下関戦争の敗北、八月十八日の政変、禁門の変と長州藩はどんどん追い込まれていく。そこへ元治元年の第一次長州征討。幕府の大軍を前に長州はなす術がないが、そんな中、経幹と西郷吉之助は岩国で会談。山口城の破却と三家老の切腹などを条件に両軍の争いは回避される。その後の第二次長州征討で幕府軍が敗れ、間もなく時代は明治に。慶応3年に37歳で経幹は亡くなる。翌年の明治元年に岩国藩が創設されるが、経幹はその遺徳が讃えられ初代藩主となるのであった。
●宝井琴星 薩長同盟
 <仲入り>
●口上 一龍斎貞水、三笑亭夢太朗、司会:宝井琴星
●田辺凌鶴 月照九州落ちと平野国臣
 ◇清水寺住職、月照は幕府から追われる身である。西郷吉之助は月照を匿うよう左大臣・近衛忠煕からの依頼を受けて、この2人、さらに有村俊斎、従者の重助の4人は安政5年9月大坂の港を出港する。船は8日目に長州・下関へ到着した。ここで西郷は薩摩藩内での受け入れ調整のため、3人を残し先に薩摩へ出立する。幕府の追手を逃れて他の3人は九州へ渡り、福岡藩の黒田家に匿われる。ここで勤王の志で足軽の倅である平野国臣(くにおみ)という者と出会う。平野は古い物ならなんでも好むという変わった男。各種の服を数千着所持している、今でいう「コスプレ」の走りである。西郷が発ってしばらく経つが便りが来ない。有村が西郷の後を追うがやはり連絡は取れない。月照、重助そして平野と3人で薩摩へ向かうことにするが、途中には関所がある。ここで平野のコスプレ趣味が役に立つ。頭襟(ときん)を頭に着け山伏姿でというが、これではまるで「勧進帳」である……。
●宝井一凛 江戸無血開城 勝と西郷
●一龍斎貞水 西郷あれこれ
 (16時08分終了)

180507f講談まつり


講談の情報ページ『講談るうむ』はここをクリック
スポンサーサイト

コメント

コメントの投稿

非公開コメント