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3月17日 梅湯講談会@駒込(快男子・第3話)

 今日はJRのダイヤ改正の日。都心から電車で1時間ほどの郊外に住む(電車の本数がそれほど多くない)私は、外出に必須のスマフォの時刻表データを最新のものに置き換えなければならない。面倒くさいな、どういう手順でやろうかなと、そんなことをコマゴメと考えながら会場へ向かう。

★★★宝井梅湯講談会(駒込落語会 14時02分開演)

●宝井梅湯 快男子(3)留置所の快男子
 ◇薩摩隼人の仁礼半九郎は陸軍中尉の若き男で西郷隆盛を深く敬愛している。市ヶ谷本村の菓子屋の2階に下宿をするが、そこで隣家に住む雪子という女性に夢中になる。上司の岡本大佐の助力があって2人の婚礼が決まる。しかし征韓論の論争に敗れた西郷が職を辞して鹿児島へと去ると、半九郎も彼を追い雪子を東京へ残して鹿児島に帰郷する。西南の役では西郷とともに政府軍と交戦するが、戦い敗れて西郷は自刃、半九郎は城山から脱出して行方知れずになる。(これまでの話)
 それから15年ほど経って、ここは豊前国と豊後国の境にある帆柱山(ほばしらやま)。山中からは朝と夕に1度ずつ煙が立ち上る。果たして深い山の中に誰かがいるのだろうか。村の者たちが小倉の警察署に届けると、署は警官を動員し山中を捜索する。すると洞穴に住む、身をやつしたボロボロの姿の男が発見される。調べると男は50円という大金、小刀、女性の使う櫛、哲学書を所持している。署へ連行し身上を調べようとするが、いくら厳しく問い詰めても男は何も語らず、しまいには大あくびをする。留置所の中では高イビキをかいて寝るばかり。
 結局何も聞きだせないまま男は放免される。自由にさせておけばそのうち正体を露見するだろうと警官がひそかに男を追跡する。もちろんこの男こそ仁礼半九郎である。その夜、半九郎は岬にたたずみ月を眺めている。東京に残してきた婚約者・雪子のこと、鹿児島で西郷とともに戦ったことなどを一人しみじみと語る。さてはこの男は西南の役の落武者であったか。警官たちは半九郎をとり捕まえようとするが、もとより豪傑である半九郎は襲い掛かってくる警官を次々と海へ投げ込んでしまう。そして自身も海の中へ飛び込んで姿を消してしまった。翌日、警察は漁船を使って海を捜索するが、見つかるのは警官の遺体ばかりで半九郎の消息は分からない。さて半九郎はどこへ姿を消したのか。その話はまだ次回。
 <仲入り>
●宝井梅湯 善悪双葉の松
●山崎軍記 斎藤の物見(? 梅湯さんが命名)
 (15時46分終了)

↓「駒込落語会」の幟。左側は席亭さんの手



180317a梅湯@駒込落語会


↓終演後、高座に置かれた梅湯さんの持ち物をコッソリ撮影。クラシカルな懐中時計が渋い


180317b梅湯@駒込落語会


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