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2月22日 貞水連続講談「仙石騒動」@湯島天神

★★★一龍斎貞水連続講談の会(18時31分開演 湯島天満宮参集殿2階)

●一龍斎貞橘 明智左馬之助 湖水乗り切り
●一龍斎貞友 夜もすがら検校
 <仲入り>
●一龍斎貞水 仙石騒動 神谷転(うたた)箱根湯本三枚橋で襲われる
 ◇但馬国出石藩5万3千石の城代家老、仙石左京は我が息子の小太郎を次の藩主にしようと、現在の殿である仙石美濃守を亡き者にしようと企む。参勤交代で国元から江戸へと向かう途中、美濃守が口にする物に毒を盛る。なんとか江戸の屋敷へたどり着いた美濃守だがもう息も絶え絶えである。間もなく絶命するが、左京の一味は小太郎を後継にするとの遺言をでっちあげる。親類縁者が集まり、小太郎に仙石家を継がせるということで決まりかけた時、芸州松平安芸守の家臣、伴甚五左衛門から「待った」の声が掛かる。実は美濃守には腹違いの弟君がいるという。こうして新たな藩主には美濃守の幼い弟、道之助が就く。悔しがる左京だが、まだ先の藩主を謀殺したばかりであり、次のはかりごとはほとぼりが冷めるまで待つことにする。
 堀端一番町には、仙石家の分家で仙石弥三郎がおり、家には神谷転(うたた)が寄宿している。左京の悪事を知る転は厄介な存在であり、左京はこの際捕らえて出石の刑場に送り、死罪にしてしまおうと企む。本家で人手が足りないからと誘い出そうとするが、転はこれは左京が自分を陥れるための計略であることを見抜く。転は以前、叔父の河野瀬兵衛から渡された左京ほかの名が書かれた連判状を所持しており、これは左京とその一味のお家横領の企みを暴く決定的な証拠である。それなら大公儀に訴状を出せば良さそうなものだが、老中筆頭の石州浜田城主・松平周防守の娘は小太郎の妻であり、間違いなくこの訴えは握り潰される。また左京は、仙石家の親類筋にも手を廻している。身の危険を感じた神谷転は弥三郎の家を逃げ出す。この情報はすぐに仙石家の江戸家老にも伝わり、追手を差し向ける。転は芝の経相院に逃げ込み、寺の住職に事情を打ち明けて匿ってもらう。住職は粗末な着物と仕込み杖を与え、頬かむりをし乞食姿に身をやつした転は寺を出る。六郷の土手で渡し舟を待つ間、茶屋で休み団子を買い求める。その傍らにいた左京の手下の侍2人は、この乞食の銭の勘定の仕方、歯の色から只者では無いと見抜き、人相書きで見た神谷転であることが分かる。すぐさま江戸家老の元へ連絡が伝わる。
 転は東海道を西に進み箱根湯本・三枚橋に差し掛かったところ、左京の差し向けた捕り手の者に取り囲まれる。名うての剣の名手である転は仕込み杖から刀を取り出し応戦するが、大人数相手ではどうにもならず、ついには縄に掛かってしまった。
 身動き出来ない状態で駕籠に押し込まれた転は、左京一味に護送されながら宇都谷峠を越すが、ここでかつて縁あった神田作十郎が助け出すという、その話はまた次回。
 (20時56分終了)

180222a貞水@湯島

↓湯島天神境内に奉納された夥しい数の絵馬。

180222b貞水@湯島


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