記事一覧

2月15日 講談協会 日本橋亭夜席

★★★講談協会日本橋亭夜席(お江戸日本橋亭 17時36分開演)

●神田伊織 三方ヶ原軍記
●一龍斎貞奈 姉川軍記 木村又蔵鎧の着逃げ
●田辺一乃 喜連川の鮎釣り公方
●宝井琴調 寛政力士伝 小田原遺恨相撲
●宝井琴梅 出世の白餅
 <仲入り>
●神田すみれ 赤穂義士外伝 天野屋利兵衛
●一龍斎貞山 文化白浪 狂歌小僧
 ◇江戸末期文化年間の話。江戸・大川橋のたもとで2人の駕籠屋が客待ちをしている。そのうちの一人、甚兵衛の11歳になる息子・梅吉が裸足で向こうから駆けてくる。話を聞くと、義母であるお辰がぶつ殴るの暴力をふるいご飯も食べさせてくれないと言う。甚兵衛と梅吉は小梅七軒町の裏長屋へと帰る。甚兵衛は女房のお辰から事情を尋ねると、梅吉の手癖が悪く近所の家からさまざまな物を盗んでいると聞かされる。今度また人様の物に手を付けたら折檻すると、甚兵衛は梅吉に言い聞かせる。
 それから数日経ち、梅吉は八百屋からミカンを1個盗み出す。向かいの家に魚屋へ渡す代金として置いてあった2朱の金を盗み、それをミカンの中に捻じ込んで自分の家の方へコロコロと転がす。父親の甚兵衛はこの一部始終を見ていた。梅吉を殴りつけ、懲らしめるため手拭で首を絞めようとするが、さすがに親の情でそこまでは出来ない。お辰が押し留める。梅吉は改心し、以後は悪さをしなくなる。
 それからしばらく経って、梅吉はどこか奉公に出たいと言い出す。甚兵衛の伝手で横山町のべっ甲問屋・萬屋金兵衛の元に丁稚奉公をすることになった。奉公先で梅吉はクルクルよく働きしかも利発であり、読み書き・ソロバンの覚えも早い。
 冬の寒い日のこと、主人・金兵衛は梅吉を連れて桜田の本多様の屋敷を訪問する。金兵衛が戻ってくるまで、梅吉は1人屋敷の門の外で待っている。その間に雪がチラチラ降ってくる。用事を終えた金兵衛に付いて萬屋へ帰ろうとすると、梅吉は「初雪や本多の紋に立ち葵梅桜田に待つぞ久しき」という狂歌を詠む。情景をいろいろ織り込んだ歌に金兵衛はすっかり感心する。これから梅吉は萬屋の狂歌小僧として店の者から可愛がられる。しかし手癖の悪さが再発し、ついには店の帳場の金に手を付けるようになるのだが、その話はまた次回。
 (20時36分終了)

180215講談協会定席@日本橋亭
講談の情報ページ『講談るうむ』はここをクリック


スポンサーサイト

コメント

コメントの投稿

非公開コメント