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1月27日 琴星一門会@日本橋亭、講談貞橘会@落語カフェ

 琴星先生と琴柑さん2人になっての一門会。落語界で次々と入門者が押し寄せる一方で、講談の世界では新規の人材がなかなか集まらない。裏方の仕事をこなす前座はコンスタントに数名必要なわけであり、この先従来の身分制度を維持できなくなる事態も予想される。問題は深刻である。

★★★朝の琴星一門会(お江戸日本橋亭 9時32分開演)

●宝井琴柑 大久保彦左衛門 盥の登城
●宝井琴星 木戸孝允と松子
 (10時40分終了)

★★★講談貞橘会(神保町・落語カフェ 13時30分開演)

●一龍斎貞奈 左甚五郎 あやめ人形(序)
●一龍斎貞橘 笹野名槍伝 戸塚焼餅坂の義侠
●神田阿久鯉 天明白浪伝 稲葉小蔵
●一龍斎貞橘 青砥左衛門藤綱 裸川の由来
 ◇鎌倉幕府五代執権北条時頼が実権を握っていた頃の話。青砥左衛門藤綱が鶴岡八幡宮の参詣を終え屋敷に戻る際、滑川に架かる橋を渡る。橋の上には1人の盲目の乞食がおり藤綱は十文銭数枚を恵もうとするが、そのうちの何枚かが乞食の手のひらからパラパラとこぼれ落ちる。調べると、藤綱が与えた十文銭は5枚。乞食の手のひらにあるのは3枚。二十文の銭が川に落ちたことになる。たった二十文とはいえ天下の通用金である。藤綱は人足を雇いザルと松明を用意させ、川をさらって落ちた金を夜通し探させる。夜が明けたが金は見つからない。嫌気の刺した人足たちは手持ちの二十文の銭を川の中から見つけたと偽って、これを藤綱に渡す。
 二十文の銭を受け取って満足した藤綱が屋敷へ戻ると、一人娘のおりんが風車で遊んでいる。尋ねるとこの風車は、藤綱が与えた十文銭で買ったという。藤綱はすっかり失念していた。ならばどうしてここに二十文の銭があるのか。人足たちが自分を欺いていたことに気付き、激怒した藤綱は引き続いて人足たちに十文の銭を探させる。人足は着物もフンドシも身に付けない素っ裸の姿で川の中に入り、銭を探している。筋骨たくましい若い男が裸でいると評判になり、橋の上には若い娘たちが駆け付ける。するとこの娘たちを目当てに今度は若い男たちが群がる。こうしてこの滑川はいつしか「裸川」と呼ばれるようになったという。
 <仲入り>
●一龍斎貞橘 弥次喜多道中記 外郎売り
 (15時26分終了)

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