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6月18日 こなぎ勉強会@雑司が谷、新宿田辺凌鶴の会

 こなぎさんは市井の町人の話をじっくり2席。両方の話で同じ一途な町娘でも生き方がまるで違うのが面白い。いちかさんは今回掛けるのが2度目という田辺のお家芸「英国密航」。二ツ目も近付いて来ているのだなと実感。

★★★神田こなぎ講談勉強会(雑司が谷・囀や 13時00分開演)

●神田こなぎ 奴の小万
●田辺いちか 長州ファイブ英国密航
●神田こなぎ 出世証文
 大坂老松町のおもちゃ屋、淡路屋喜三郎は真面目で手堅い人。ある日、妻に勧められて150両という大仕事を引き受けたが、運搬する船が時化に遭い商品は全て廃棄。多額の損害を被った。妻は家財道具と共に消えてしまう。後払いで買い付けた商品の代金が支払えないが、125両という借財を問屋衆8軒は出世証文ということで納得してくれた。
 高津に住む兄夫婦から3両を路銀としてもらい受け、喜三郎は江戸へ出る。上州屋という店で身元引き受けをしてもらい、仕事の紹介を受けて、菓子屋で住み込みで働く。餡(あん)を炊く仕事をしているうちに大坂で流行している寒天を入れた練りヨウカンを江戸で売れば人気になるだろうと思いつく。真面目に働く喜三郎は店の主人にも気に入られるが、職人頭の不正を知り、嫌気が差して店を辞めてしまう。
 再び上州屋の紹介で、次に両国米沢町で鰹節を扱う三河屋に奉公する。ここでも喜三郎は良く働き、店の夫婦に見込まれる。夫婦には「おきぬ」という娘がいる。おきぬは喜三郎に惚れ、それを知った店の夫婦は喜三郎に婿になって貰いたいと頼む。しかし喜三郎は125両という莫大な借財があるからとこれを断る。居づらくなった喜三郎は店を辞める。
 三度上州屋を訪ねる喜三郎。今度はこの上州屋で住み込みで働くことになった。かねてより考えていた練りヨウカンの製造を試行錯誤し、ようやく納得のいくものが出来た。
 日本橋に小さな店を構えこれを売ると大層繁盛する。奉公人を雇い、喜三郎は店の帳場に座る。
 ある日、一人の尼さんがヨウカンを求めて店を訪ねる。それはおきぬであった。喜三郎以外の男性には嫁がないと決めたおきぬは出家し尼になったという。その夜、店の戸を叩く音がする。来たのは両国三河屋の亭主であった。どうしてもおきぬを嫁に貰って欲しいと懇願する。おきぬは還俗し上州屋の仲人の元、2人は結ばれる。
 喜三郎は3年間みっちり働き、店は前にも増して立派になる。金も十分に貯まり、喜三郎とおきぬは借財を返すために大坂へと向かう。まず高津の兄夫婦に路銀として受け取った3両にさらに30両を差し添えて渡す。次に8軒の問屋衆とはそれぞれ納得のいく形で清算した。江戸に戻り、喜三郎の店はますます繁盛したという。
 (14時24分終了)


★★★新宿田辺凌鶴の会(新宿永谷Fu-+ 18時32分開演)

●田辺凌天 矢取勘左衛門
●田辺凌鶴 湯たんぽ犬 老女を救う
 <仲入り>
●田辺凌鶴 賭け学園ギャンブル学部ギャンブル学科
 (19時54分終了)

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